日本図書館研究会情報組織化研究グループ 月例研究会
日時:
2025年12月20日(土) 14:30~16:00
会場(開催方法):
Zoomミーティング
発表者 :
平野泉氏(立教大学共生社会研究センター プロジェクト・アーキビスト)
テーマ :
アーカイブズと「組織化」私(試)論――編成・記述はなぜ厄介なのか?
概要:
アーキビストにとって、アーカイブズ資料の編成(arrangement)と記述(description)は重要な課題であり、長年にわたり議論が積み重ねられてきた。しかし、現在でも実務上「最も安定性を欠く」領域だとする論者もいるように、アーカイブズ資料を組織化し(編成)、それに関する情報を組織化すること(記述)には、ルール作りや標準化だけでは解決できない厄介さが存在する。12月の例会報告では、そうした厄介さについて、アーカイブズ資料とアーキビストとが共に埋め込まれている複数の「組織化」の層(業務、母組織、社会など)という観点から検討してみることとする。そのうえで、図書館分野での情報組織化との差異や共通の課題などについて、ご参加のみなさんと議論したい。
参考文献:
Yo Hashimoto, “The clash between domestic and Western traditions: Japanese understanding of the archival principles”, Archives & Manuscripts, 49(1-2), 2021, pp. 133–148. doi: 10.1080/01576895.2021.1872034.
平野 泉「『編成』『記述』再考」『記録と史料』第34 巻、2024年、26-33頁。https://doi.org/10.24664/jsai.34.0_26
参加資格 :
どなたでもご参加いただけます。人数制限はございません。
参加費用 :
無料
参加方法 :
申し込みサイト(https://forms.gle/cekQmMYzxu4GXKEW6)にてお申し込みください。【お申込み直後に】折り返しアドレスをお知らせします。
※ご参加を申し込まれたものの、当日ご欠席された方は、ご連絡をいただければ、一週間に限り、動画をご覧になることができますので、ご希望の方はご連絡ください。